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溢れんばかりの気泡がカラスの中に閉じ込められているのが印象的なIGUL(イグル)シリーズ。「イヌイットの家」という意味ですが、雪や氷が綺麗に積み重なって輝いている、あの感じが確かにこのグラスで表現されているように思います。ただオブジェとして置いておくだけでも絵になりますし、ベースなのでお水を入れるとまた、ガラスがキラキラと輝いて本当にきれいです。カラフルなお花やちょっとしたブーケでも、グリーンを挿すのにも丁度良いです。
今回ベースは2種入荷していますが、こちらは正方形に近い形です。こういった形のベースは少ないように感じますが、とてもクールなフォルムで意外と使いやすいです。下半身はガラスの厚みが増していて重みもあるので安定感もあります。あえて横置きにして、ドライフラワーなど添えてみるのもまた、洒落た感じでお楽しみ頂けますよ。
カラーはクリアで、すこーし黄色が混じったような、生成を透明にしたような色味です。(くすんでいる訳ではありません)
ちなみにもう一方の長方形タイプのベースは、クリアにすこーしサーモンピンクが混じったような色味です。
このIGLUシリーズ、色の個体差がそこそこあり、ご多分に漏れず今回のクリアも、同じシリーズですが、色味が少し異なります。
フィンランドの代表的なガラスデザイナー、オイバ・トイッカによる
デザインですが、彼がメキシコに旅行してガラス工房を訪れた際、気泡がたくさん入ったガラスを見て感銘を受け、着想したようですが。
本来ガラスは時間をかけて気泡を抜いていくものなので、いままでのものとは逆の発想になる点が面白いですね。また異物混入や気泡のはじけ等、問題も多かったため製造期間はわずか3年でした。そういった意味でもこちらは少しレアなアイテムとなります。
【コンディション】
淵に一か所、ガラスが少しザラついて、黒い点がついている箇所があります。悪目立ちするものでもなく、雰囲気を著しく損なうようなものではありません。そのほかの目立った傷や汚れはなく、全体的に良好なヴィンテージコンディションを保っています。
【スペック】
■メーカー:NUUTAJARVI
■シリーズ:IGUL
■デザイナー:Oiva Toikka オイバ・トイッカ
■年代:1973-1975
■サイズ:9.5cm 9.7cm H10.2cm
すこしいびつな形のデザインで、ほぼ、正方形です。
-----ご購入にあたってのご注意事項-----
当店で扱っているヴィンテージ商品は実際に北欧の家庭などで大切に使用されていたユーズド品です。
したがいまして、スクラッチやシミ、色あせなど、どうしても使用に伴う損傷がございます。
目立つような傷や汚れは商品説明欄にてできるだけご説明しますが、特に明記されていなくても小さな傷や汚れがあることもあります。また陶磁器の裏面には焼成時の3点の支柱跡が見られます。ご了承ください。
より詳しいコンディションをご確認されたい場合はメールでお問い合わせ頂きますようお願い致します。